開発コンサルタント
のつぶやき

アルメニア国地方産品と地方ブランドの開発プロジェクト フェーズ2

ポテンシャルの発掘と自立できる経済力強化を目指して

コーカサス地方にある、旧ソビエト連邦に属していたアルメニア共和国。人口約300万人。人口流出も多く経済力強化が課題です。
本プロジェクトのフェーズ1では、一村一品運動の理念を基にした地方中小企業支援ツールを開発しました。この7月からは、「国内外市場における地方中小企業・起業家の競争力強化」を目標に掲げ、輸出促進・観光開発の強化に取り組むフェーズ2が始まりました。
私は、早速、中小企業経営強化担当者として、現状把握のため地方中小企業の現場を視察しました。放射能対策に効き目があるという自然食品や飲料、「そこの山」から採集してきたハーブ製品、障害者を雇用するソーシャルビジネスのお土産品生産者など、改良の余地があるとはいえ、お宝がたくさん眠っています。
経営に関する質問に真摯に答え、自社製品を前に熱い思いを語ってくれる経営者たちと、そんな彼らの支援に一生懸命な中小企業開発センターの現地職員たち。彼らと共に、これから3年間、輸出機会・雇用を生み出す企業の競争力強化を目指します。
旧ソ連時代からの古い車も行き交う、緑の美しい田舎道を走り抜けながら、今後の展開にワクワクしています。
アルメニア_地産品_2016_妹尾1006