本プロジェクトの重要な取り組みの一環として2016年4月に行った金融包摂促進のための研修についてお伝えします。研修は、近隣諸国で金融包摂の取り組みが活発な、パラグアイとエルサルバドルで行いました。ホンジュラス側からは、政府機関・民間金融機関・マイクロファイナンス機関関係者合計18名が参加し、活発な議論や意見交換を行いました。

研修後に各機関が作成した事業計画案（アクションプラン案）では、貧困女性に特化した金融商品の開発、ITをうまく取り入れた金融アクセス改善方法など、パラグアイとエルサルバドルの経験を反映した、様々な提案がされました。「ホンジュラス」という国の社会事情や文化背景に合致したソリューションを、様々なアクター達と模索していくことは、困難であると共に、とてもやりがいのあることだと感じています。金融包摂促進の為の研修と並行して、貧困層への金融知識と生計向上のための研修、モニタリング評価も進んでおり、本プロジェクトの成果がこれから少しずつ見えてくることを期待しています。これからが、本番です！