開発コンサルタント
のつぶやき

インドネシア国 多目的ダム管理や気候変動対策のデータ収集効率化に向けたリアルタイム監視システム(SESAMEシステム)普及・実証事業

リアルタイムで監視しています

普及・実証事業というスキームは、ODAプロジェクトの中でも新しいスキームです。発展途上国市場に進出しようとする日本の中小企業が、途上国の開発課題解決に貢献できる製品を導入して、その開発効果の実証調査を相手国の公的機関と行います。さらに企業は、その製品導入による実証結果を用いて、相手国市場での自社製品の普及を図ることになります。 
本事業では、株式会社みどり工学の「リアルタイムでの監視を可能にするテレメトリーシステム(遠隔データ測定システム)」が導入製品です。

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途上国への開発協力と中小企業の海外進出という一石二鳥の効果を狙ったスキームですが、助成金事業ではないため、実際にはかなり難航します。我々、開発コンサルタントは、開発効果を求めるJICAと商売を主目的とする企業の板挟みとなり、双方のバランスをなんとか舵取りする役割を担う事になります。そのため、常に気苦労が絶えませんが、コンサルタントとしては、新たな海外支援ビジネス機会の獲得にも通ずるため、一石二鳥を目標に日々精進を続けています。