採用Q&A

私たちの仲間として一緒に仕事をしたいと考えてくださる方々や、開発コンサルタントという職業に興味を持った方々からしばしば頂く質問とその回答をまとめました。応募される際などの参考になれば幸いです。

Q:コンサルタントとなるにはどのような学歴や経験が必要でしょうか?

A開発コンサルタントにとって、途上国の開発に役立つ専門分野の知識や実務経験は必須です。
外務省やJICA など政府のODA 関係機関の仕事を途上国で手掛けているのが開発コンサルタントであり、そのニーズは時代とともに変化します。まずはそれをよく把握することです。その中でも当社は「地域づくり、人づくり、組織づくり」という観点から幅広い専門性を持った集団を目指しています。
当社は、企業の途上国進出支援にも力を入れています。そのため、開発協力とはあまり縁がない業務に従事してきた方も、こうした分野の専門性をお持ちであれば歓迎します。その場合でも、途上国開発についての問題意識を持ち続けているかどうか、そうした経験を積んできているかどうか、といった点を重要視します。
学歴については、原則として修士課程を修了していることが条件です。ただし、経験や資格(技術士や会計士など)によっては学士も採用の対象とします。

Q:コンサルタントはどのような仕事をするのでしょうか?

A開発コンサルタントは、途上国における様々な調査やプロジェクトの実施、実施監理に関わっています。
業務内容としては、例えば、情報収集・分析とその結果を踏まえた開発計画の策定、プロジェクトの計画立案、プロジェクトの実施、プログラム/ プロジェクトの評価などが含まれます。
さらに、ODA 分野では、政策立案支援、現地の組織や制度の改善、技術指導といった技術協力や、資機材供与やインフラ建設案件の実施監理、民間企業支援の場合には、市場ニーズの調査や戦略の構築、事業展開への支援などがあります。
当社の業務分野について詳しくは、本ウエブサイトの“事業紹介” のページをご覧ください。
海外出張が多く、一般的には1 年のあいだ数ヶ月前後にわたり途上国に出向いて仕事をします。
1 回あたりの出張は概ね1 週間~ 2 ヶ月程度です。また、JICA の長期専門家や企画調査員として1 年以上にわたり途上国に滞在する場合もあります。

Q:採用にあたってはどのような点を重視されていますか?

A私たちは途上国の社会・経済開発に幅広く関わっている、いわゆるソフト系コンサルタントです。モノづくりをするハード系コンサルタントのような、設計や施工管理といったことは手掛けていません。ソフト系コンサルタントとしては、途上国での開発やビジネス支援に役立つ専門知識・経験、調査・分析力、事業実施力、語学力、文章力、プレゼンテーション力、そしてコミュニケーション能力があるかどうかを採用に際して重視します。
経験が不足している方の場合は、これまでの経歴を踏まえて、開発コンサルタントになれるポテンシャルがあるかどうかを評価します。さらに同様に重視していることは、組織になじめる方かどうかという点です。自分の周囲を見ることができる力、そしてそれに自分を合わせることができる力、つまり「組織適応力」があるかどうかです。
また何よりも大事なことは、開発コンサルタントとして途上国に関わりたいという強い意志があるかどうかです。私たちは日本とは環境の異なる途上国で過ごし、かついかなる厳しい環境下でも求められる成果を出すことを使命としています。強いコミットメントがなければ続けられない仕事、続けてほしくない仕事だといえます。
私たちの仲間として、こうした趣旨を理解し、会社のため、自分の自己実現のため、できる限り長く働いてくれる方を求めています。

Q:給与体系はどのようになっているのでしょうか?

Aコンサルタントの給与は基本的に売上連動制です。それに加えて部長職やそれ以外のリーダーには手当が加算されます。
ジュニアコンサルタントは固定給です。入社後の給与は、能力レベルとその向上度合い、売上への貢献などを総合的に評価し算出します。そのため、毎年変動します。入社後3 年程度を目処にコンサルタントに昇格することを目標に、自己研鑽を積んでもらっていますので、その努力も給与に反映されます。
期末には組織貢献度に応じて賞与が支給されます。仕事ができる人、会社に貢献する人ほど高い給与を得ることができる仕組みです。

Q:社員をどのように育成していますか?

A当社では、社員が自ら学ぶ、社員間で学び合う、それによって個人も組織も成長する、という方針を強く打ち出しています。ジュニアコンサルタント(JC) の育成は「キャリアパス支援」として位置づけられています。一人ひとりのJC に、複数のコンサルタントによる育成チームが組織され、JC の成長を様々な角度から支援します。たとえば、業務計画書への指導や、プロジェクトチームメンバーとしての業務への指導、長いスパンでのキャリア形成への助言など、当社のガイドラインに沿ってJC の力量やキャリア志向を考慮した、きめ細かな育成を計画的に進めています。
一方で、育成されることを待っているだけのJC は、当社では評価されません。自ら貪欲に先輩コンサルタントから学び取る姿勢、何でも果敢にチャレンジする意欲が求められています。
コンサルタントにもさらに高いレベルのコンサルティング能力や、総括のため(および総括になるため)に必要な、リーダーシップやコミュニケーション力などを高める機会も提供されています。また、「水曜会」といった場を設け、コンサルタント、JC 問わず、日常的な情報交換が行われています。

Q:会社はどのような雰囲気ですか?

A当社では「厳しく、楽しく、夢のある」職場環境づくりを心がけています。
「品格と品質を念頭に、仕事をつうじて世界のために自らを生かす」という意識のもと、一人ひとりが独立した存在として責任を持ちながらも、チームの一員としてミッションの実現を目指し、互いに切磋琢磨しながら日々挑戦し、成長し続けることを心がけています。
仕事にはもちろん厳しい面もありますが、それを乗り越えることがやりがいであり、自己の夢につながります。そのために社員同士が尊重しあい、「自分の強み」を組織に貢献し合えるような工夫をそれぞれがしています。
アイディアや仕事のノウハウを出し惜しみせず社内共有することで、社員みんなで成長しようという空気感があります。定期的なプロジェクト報告会や年に2回開催される合宿などにおいて、質の向上をはかるために知恵を出しあう場も提供されています。
ややもすると仕事ばかりになりがちですが、毎日のラジオ体操や出張先で役にたつ運動法の共有など、健康にも気を使いながら笑顔ある環境づくりを一人ひとりが心がけています。