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のつぶやき

アルバニア国小規模農家金融包摂プロジェクト

欧州の秘境 アルバニア農村の金融包摂プロジェクト

「アルバニア」って、なじみの薄い、イメージのわきにくい国ですよね。アルバニアは、南にギリシャ、北にモンテネグロと国境を接する人口約300万人の小国です。1992年に経済自由化政策がとられるまで、欧州諸国では珍しく、ほぼ「鎖国」の状態が続いたために、訪れたことがある人も限られているのがその「なじみの薄さ」の理由でもあります。でも地中海の国々に共通のカフェ文化はアルバニアにも健在。のんびりした雰囲気が首都ティラナを親しみやすい街にしています。アルバニアの農家の大多数は2ヘクタール未満の土地しか所有していない小規模農家です。彼らを主たる顧客とする金融機関であるFEDinvestをカウンターパート機関とした技術協力プロジェクトが2017年11月に開始しました。コストが引き合わないためになかなか農村に進出する金融機関がない中で、農家の生活・ビジネス両側面のニーズに応える新たな金融商品をいかに低コストで賢く提供できるのか?そして顧客と共に金融機関が成長することができるのか?われわれは、この小さな国で大きなチャレンジに取り組んでいます。

ウェブ:アルバニア③