社長エッセイ

【部長シリーズ第11回】中小零細企業開発部長:チームワーク ―作業分担しながらも互いに助け合おうとすること―

 コロナ禍のため、遠隔業務が増えています。こうした中、チームワークに支えられていることを、よく実感します。以下、最近の例で申し述べます。

⚫ 精算業務:精算業務では、書類の照合に加えて、様々な様式書類の適時な作成・修正が重要です。最近携わった精算業務では、遠隔作業にて書類を手早く作成・修正して下さる方、事務所内で最終確認の助言をして下さる方等、多くの御支援を頂戴しました。お互いの負荷を思いやりながら、業務分担を行うと、スムーズに作業が進むと感じました。

⚫ 応札業務:応札業務では、提案書を取り纏める人、先方機関との窓口を務める人、担当分野別の提案を作成する人、見積を作成・チェックする人等、様々なメンバーの協力が重要です。最近携わった業務では、率先して連絡調整の労をとる方がいたおかげで、作業が効率的に進んだことを記憶しています。

⚫ 案件実施業務:開発コンサルタントの業務では、①依頼された業務を期日遵守で着実にこなす、②(専門外であっても、また依頼されていなくとも)プロジェクト進捗に応じて柔軟に作業を進める、③職業人として相応しいレポートを作成する、の3つが重要になると思います。相手国側実施機関を含めたチームの中で、相手との面識がない場合でも、チームワークを発揮し、プロジェクトを前に進めなければいけないことがあります。そうした場合、上に述べた①~③を着実に遂行していくことが重要であると感じています。

 以上を総括しますと、コロナ禍を通じて、「チームワークとは、作業分担しながらも、お互いに助け合おうとすること」なのだと理解するようになりました。自分の担当業務に加えて、周囲に目を配ることで、円滑に遠隔業務が進むと思います。中小零細企業開発部でも毎週部会議を行い、各案件の知恵を持ち寄って問題解決できないか、話し合っています。遠隔業務が中心になったため、以前よりも問題意識も高まり、却って、部内のコミュニケーションが活発化したことは喜ばしいことだと思います。