本プロジェクトは、パラグアイ農牧省と生産協同組合連合会（FECOPROD）による官民連携を基盤に、市場志向型農牧産品の調査、選定された産品の生産、加工、流通、販売に至るバリューチェーンの診断、そして川下に向けてのバリューチェーン強化を行うことで、輸出及び国内市場に向けたパラグアイ農牧産品の多様化と商業化を進め、小規模家族経営農家の生産性と生計の向上を図ることを目的としています。2021年3月～2022年2月に実施された「計画フェーズ」において、マテ茶・トマト・豚肉の3品目が対象品目として選定されました。「実施フェーズ」では、同3品目のバリューチェーン強化にかかるパイロットプロジェクトを実施していきます。トマトについては「SHEPアプローチを通じた小規模農家の生計向上」、マテ茶は「生産者組合の能力強化と新商品開発の促進を通じた国内外市場での付加価値向上」、豚肉は「国内消費喚起のためのプロモーション」とそれぞれのバリューチェーン強化のための取組みを官民の連携促進を図りながら実施していきます。